Case study 導入事例

  • 株式会社FINE
課題
  • 第二新卒や中途採用の入社時に、業界や会社についての情報共有はあっても、教育的な研修は行っていない
  • 既存社員へも、個々のビジネススキル習得具合の確認や業務に対する目的意識を指導する機会が自社の中で持てていない
サービス採用理由
  • 研修カリキュラムが「これがまさに求めていた研修だ」と思える内容だったこと
  • CICtokyoという実施環境にも魅力を感じたこと
利用したサービス
  • 新入社員研修
効果/感想
  • 一番良かったのは、物事を思考する時の基礎を体系立てて教えてもらえたこと
  • 起業家の方々が集まるシェアオフィスで研修が受けられたことは大変刺激になった
  • 受講した社員に、以前と同じ話をしても捉え方や理解度が変わった

「たった2日間で基本的なビジネススキルを習得でき、社員が刺激を受けられる環境が魅力でした」

株式会社FINE様はアパレル業界の在庫廃棄を無くすため、ブランドで売れ残ってしまった商品を買い取り、別の場所で100%再販するというビジネスをされている企業様です。さまざまな在庫廃棄が社会問題にもなっている中、アパレル業界のみでなく、全ての業界の在庫流通のインフラ企業を目指し、売れ残った商品でもそれを求めている方へ届ける橋渡し役として、廃棄問題の解決やファッションのサスティナビリティに貢献されています。

今回、当社の新入社員研修をご依頼いただいた背景やご見学された際の感想について、代表取締役の加藤 ゆかり様に伺いました。

この度は当社研修をご依頼いただきましてありがとうございました。この研修をお選びいただいたきっかけや理由について教えてください。

加藤:当社は、第二新卒や中途採用で即戦力としての採用をしていることもあり、入社時に業界や会社についての情報共有をすることはあっても、いわゆる「教育的な研修」は行っていませんでした。今回受講した社員は第二新卒でしたので、一般中途よりも基本的なビジネススキルが不足していることを感じながらも、目の前の業務を教えることを優先していました。他の中途社員も同様で、個々のビジネススキル習得具合の確認や、1つ1つの業務に対する目的意識を指導する機会が自社の中で持てないことに課題を感じていました。そんな中、アドタグさんの研修概要を拝見し、「これがまさに求めていた研修だ」と思い、すぐに手を挙げさせてもらいました。体系的に基本的なビジネススキルが2日間で学べるという内容と研修を実施する環境も魅力であり、それが依頼の決め手となりました。

ありがとうございます。今回加藤様にはご見学していただきましたが、研修のカリキュラムについてはいかがでしたか?

加藤:私が現地で拝見したのは、最後の発表の時間のみでしたが、一番良かったと思ったのは、「物事を思考する時の基礎を体系立てて教えてもらえたこと」でした。研修後に受講した社員から、「普段、加藤さんから言われていたことはこういうことなのだと頭のなかで紐付きました」と言われたんです。つまり、その基礎となる考え方を教えていなかったことに私自身も気付かされました。基本知識がない中、ポイントで指導してもなかなか身につかないのだと。逆に最初に知識として論理的思考がインプットされていれば、日々の指導への理解力も全く違ってくるのだろうと感じました。

そうですね。なぜそうなのか?という問いを自分の中にもっているかで理解度も変わってきますよね。他に何か気づいた点がございましたら教えてください。

加藤:先程の思考力ともつながりますが、やはり「論理的にビジネスを捉える」ということを学べたという点です。今回の研修カリキュラムにあった、論理的な思考力や物事の因果関係や分解して考えるというベースを学べたことはとても大きかったように思います。あとは会社運営の中での目標KPIの分析方法や、考え方の基本を知れれば十分だと思っていましたので、内容的にはとても満足しています。また、グループワークが多かったこともよかった点に思いました。やはり座学だけの研修だと自己の理解度も認識できないですが、グループワークでのアウトプットにより理解が深まることは、私もビジネススクールに通ったときに強く感じたことでしたので、最後の発表にも生かされていたと思いました。

今回の会場は虎ノ門ヒルズのCIC tokyoでした。研修会場としてはいかがでしたか?

加藤:弊社は名古屋にあるのですが、CICのような場所はほとんどないのが現状です。スタートアップが集うような拠点はいくつかあるものの、当社スタッフが行くような機会はなかなかありません。やはり仕事をする上で「かっこよく働きたい」「こんな環境で仕事がしたい」という上昇志向を持ってほしいと常々思っているので、CICのようなオープンでさまざまな働き方をしている方が集まるシェアオフィスで研修が受けられたことは大変刺激になったのではないかと思います。働くことや成長することの先にある場所、という演出としてもいい場所でしたね。CICで働いている方にインタビューするというワークもいい経験でした。

ありがとうございます。研修の難易度について、受講した方とお話はされましたか?

加藤:グループワークを進める際、同じ目的で活動するためにメンバーにどのように問うか、説明するかが難しかったと言っていました。彼女は普段、上司や先輩との受け身中心のコミュニケーションが主で横並びのコミュニケーションはあまりしていなかったので、相手に自分自身や自分の考えを理解してもらうための問い方、伝え方を改めて考えるきっかけになったことが、大きな学びになったと思いました。

研修後、受講した方に何か変化はありましたか?

加藤:やはり、同じ話をしても捉え方や理解度が変わったように思います。これまで明確に分からなかったとことが、研修を受けて自分のなかで繋がったと言っていました。

それは大きな変化ですね!ありがとうございます。今後の研修に期待されることはありますか?

加藤:1回の研修ではなかなか身につかず忘れてしまうことが多々あるので、フォローアップ研修をぜひお願いしたいです。また、マネージャーになる手前のリーダーレベルの人材の育成に課題感あるので、中途採用者向け研修もやって欲しいです。当社の社員が外部の研修に参加してモチベーションを高めてほしいねらいもあります。

いいですね。ポジション別の研修もぜひ企画したいと思います。最後に、もしお知り合いに今回の研修をご紹介いただくとしたら、どのようなポイントをお勧めされますか?

加藤:これまでも社外研修を利用したことがありましたが、あくまで座学研修だったので、今回の研修は体系的に基本のビジネススキルが学べる内容にグループでのワークショップが組み合わされているところが一番よいポイントだと思います。ベンチャー企業ですとなかなかそういった研修機会がないにもかかわらず、それなりの自己成長や思考力が求められるので、第二新卒や新人メンバーが受講しておくと、その社員の上長側もやりやすいだろうと思います。(私自身も日々苦戦していますので。)受け取る側にも論理的に考えるという意識があるだけで、聞いたことの理解度が違うと思います。また、リーダーやマネージャークラスの人材のレベルを上げたいという思いもありますので、中途採用社員向けの企画もあると嬉しいです。

今後のフォローアップ研修や来年以降の新入社員研修にもぜひご参加ください。この度はありがとうございました。