「戦略的DXマネジメント」講座

  • デジタルトランスフォーメーション(DX)とは何をどのようにすれば良いのか理解できていない
  • DX推進にあたって必要となる考え方や、DXに関わる用語の共通認識を合わせたい
  • 受講者の知識レベルに合わせて、入門〜応用まで幅広い研修を提供してほしい

といったご要望にお応えできる研修プログラムです。
国内外企業の最新のDX事例を使った、ケーススタディ形式での学習により、DX推進に必要なマネジメントの考え方を学びます。

サービス概要

近年、さまざまな革新的デジタル・テクノロジーが生まれてビジネスと融合し、あらゆる業界で急激な変化を起こしつつあります。デジタル・テクノロジーを活用したビジネスは「X-Tech」と呼ばれ、その脅威に対抗するため「デジタル変革(DX)」を推進しようとする企業・組織も増えています。

しかし、DXとは何をすることなのか、また何をもってDXが成功したと言えるのか、さまざまな定義が言われており、その中には従来から唱えられてきた一部業務の単なるIT化や、かたちだけのスマホアプリ開発、むりやりなテレワーク導入などに留まる事例も少なくありません。

本来のDXとは、テクノロジーによる既存ビジネスの不可逆的・非連続的な破壊的進化(デジタル・ディスラプション)への対応です。

諸外国ではGAFAをはじめとする新興IT企業による産業の劇的な破壊と転換が起きており、多くの既存企業は突然死に追い込まれるかDXによって生き延びるかの選択に直面しています。社会全体のデジタル化が遅れ、そうした劇的変化を感じにくかった日本も、新型コロナの影響でとうとう社会全体に本格的なデジタル化が始まろうとしています。つまり、今が日本企業にとって生き延びるためのDXに取り組む最後のチャンスと言えます。

しかし、日本の企業でDXを推進しようとしても、ビフォアデジタルの時代からの決まり事があり、なかなか進まない状況があるのも事実です。組織とビジネスを非連続に変革するにはどうしたらよいのか。中長期的な戦略をもってDXに取り組むためのノウハウを、国内外の著名企業のビジネスケースを素材としながら、講師や他の受講者との双方向の議論を通じて、本質的な部分からじっくり学ぶ機会をご提供します。

サービス詳細

入門編デジタルトランスフォーメーション(DX)の本質、DX失敗の要因とその克服法
過去20年あまりにわたるデジタルテクノロジの劇的な進化により、企業は顧客との関係作り、すなわちビジネスモデルの抜本的な見直しを求められています。日本だけでなく世界中の多くの企業でDXの取り組みが行われていますが、それらは決して成功ばかりではありませんでした。失敗に終わった著名企業のDXの事例の検討を通じ、DXの本質に迫ります。 [CASE] GEのデジタルトランスフォーメーション:何が悪かったのか?
入門編産業構造変革とDX、顧客起点の価値創造
DXは顧客起点のデジタル変革であると言われますが、それは同時に従来の産業の枠組みを超え、企業や産業がこれまで顧客に提供してきた価値を根本から見直す必要があることを意味します。DXにおける、デジタル技術を用いた顧客提供価値の再設計の手法と、その実行のための事業構造改革やオペレーションの最適化などのプロセス、そしてそれによって生じる産業変化の具体例について学びます。 [CASE] 中国平安:「テクノロジードリブンの金融」の新モデルの開拓
入門編働き方改革とDX、コミュニケーションの構造化
DXを実行しようとする日本企業にとっての最大の難関が「人事システム」です。従来の年功序列・長期雇用前提の仕組みと、エンジニアをはじめとする高度専門人材が内外を行き来するGAFAのような組織モデルは両立が極めて難しいとされていますが、果たして本当にそうでしょうか。日本特有のHRシステムを乗り越えてDXを成功に導くための方策を議論します。 [CASE] KADOKAWAのDX
応用編B2B企業のDX戦略、組織体制の構築
DX戦略におけるカギとなる要素が「ビッグデータ」ですが、データをどのように集めれば良いか、また集めたデータをどのように活用すれば良いか、悩む企業が少なくありません。データを用いた中長期のDX戦略の設計や実行の手順、またそのための組織体制の構築の際の要諦を考察します。 [CASE] コマツのKomtrax:データがもたらす未来予測
応用編製造業のサービス化と、DXの新たな競争優位性
急激に進化するデジタルテクノロジーは、企業の競争優位性に関して、製造業中心の日本企業がもっていた従来の常識も覆しつつあります。「モノ(製品)からコト(サービス)へ」の転換がもたらす、DXにおける競争優位性のタイプの変化とその戦略的な構築の手法について学びます。 [CASE] 上海蔚来汽車(NIO):ライフスタイルEVのブランド
応用編デジタルがもたらす"次世代DX"の未来図とロードマップ
この20年にデジタルテクノロジがもたらしたのは、巨大な富と情報の偏在という弊害でした。その問題を解決する、次世代のDXを構想する動きが始まっています。米国の最新の投資動向を見ながら、10年後の未来に向けたロードマップを確認します。 [CASE] マイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収(仮)

※学習の目的に合わせ、コンテンツを調整することも可能です。

よくある質問

Q.リアル・オンラインどちらで開催可能ですか?
A.状況によりご相談となりますが、基本的には、リアル・オンラインともに開催可能です。リアルかオンラインかによって、時間設計・使用ツール・人員体制などが変わりますので、ご提案の際にご説明いたします。
Q.土日祝日でも開催可能ですか?
A.はい可能です。日程によりますのでお早めにご相談ください。
Q.Webに掲載されているコンテンツ以外にも、リクエストにお応えいただけますか?
A.はい、もちろんカスタマイズ可能です。実施目的・参加者の都合に合わせてプログラムを設計しますので、ご相談ください。
Q.依頼してから納品まで(開催日程まで)は、どれくらいの期間が必要ですか?
A.発注のご依頼をいただいてから、最短3週間後以降の日程であれば対応可能です。意識合わせや、プログラムの事前準備のために3週間ほどいただいております。