DX Boot Camp 2023 Autumn

DX Boot Camp 2023 Autumn

プログラムの特徴

昨今、デジタル技術を駆使した「顧客への新たな価値提供」がなければ、生き残れない時代に突入いたしました。 DX推進は、各社にとって急務であるものの、世の中の変化や顧客ニーズにそぐわない「自社のデジタル化に踏み留まる」事例が散見されます。

このキャンプでは、より本質的な価値DXのうち「顧客提供価値DX」にフォーカスし、日本における第一人者による講義(日本企業を題材にしたケーススタディ)と、複数の有力企業経営層によるゲスト登壇(経営全般〜DXの実情)によって、理論と実践を短期集中的に学ぶことができます。

「マーケティングの神様」フィリップ・コトラー教授を擁する、マーケティング研究・教育の世界最高峰、米国ノースウェスタン大学大学院。ここで客員教授を務められた、小樽商科大学・近藤公彦先生のコーディネートにて開催し、大好評だった第2回に続き、この度第3回目として「リアルビジネス・サービス業」におけるDX推進をテーマに【DX Boot Camp 2023 Autumn】を開催する運びとなりました。

第1回目に引き続き、マーケティングDX第一人者で『マーケティングの新しい基本/顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント』の著者である、オイシックス・ラ・大地株式会社 COCO奥谷孝司氏を講師としてお招き致しました。 更に、小売・サービスの有力企業の社長・経営層をゲストに迎え、顧客提供価値DXの実践を学べるプログラムです! ご興味をお持ちいただける方からのお申込み、お待ちしております。

対象者

  • 「顧客提供価値DXとは何か?」第一人者からしっかり学びたい方
  • 「DXのリアル」「経営のリアル」を、経営層から直接聞いてみたい方

本プログラムのポイント

1DXの理論を習得!

2実務で応用できる再現性の高い講義!

3参加者は複数企業から集結!濃密な2日を過ごし新たなネットワーク構築も!

講師・コーディネーター

淺場理早子 氏

淺場理早子 氏

  • 東京都DX組織「GovTech東京」理事
  • ICU(国際基督教大学)卒、グロービス経営大学院MBA、G1メンバー
  • 京都大学大学院医学領域イノベーションプログラム / 特別講師
  • 情報経営イノベーション専門職大学 / 非常勤講師

横浜ゴムグループにて新規事業立ち上げに携わる。2005年よりミクシィ入社、求人サイト事業部長に就任しIPOを経験。2009年衣装のシェアリング事業を起業。2015年より、4,000人が所属する大学院内アントレ・イントレプレナー組織GECの代表として、0→1新規事業開発プログラムの設計に注力。
2017年株式会社アドタグを起業。新規事業の研修や実務の支援、DX(トランスフォーメーション)の研修やPMを請け負っている。「理論」と「実践」のバランスを重視した事業推進サポートを行う。

【著作物】
2021年 Udemyにて、約5時間の新規事業の作り方ノウハウ講座をリリース、ベストセラー
『起業家のリアルな経験から学ぶ!新規事業担当者のための 「はじめてのビジネスプランニング」』
https://bit.ly/udemy-howtodevelopnewbusiness

近藤公彦 教授

講演名:「DXとバリューイノベーション」

近藤公彦 教授

小樽商科大学ビジネススクール教授。1961年京都市生まれ。同志社大学商学部卒業。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。「マーケティングの神様」と呼ばれるフィリップ・コトラー教授を擁するマーケティング研究・教育の世界最高峰、米国ノースウェスタン大学大学院客員教授を歴任。研究テーマは小売イノベーション、マーケティングDX。近藤公彦・中見真也編『オムニチャネルと顧客戦略の現在』(千倉書房刊)で日本マーケティング学会マーケティング本大賞2020受賞。

ゲスト登壇企業

株式会社三越伊勢丹ホールディングス 北川竜也 氏

講演名:三越伊勢丹のDX戦略と直面した課題
~顧客戦略再定義からCX(コーポレートトランスフォーメーション)へ~

株式会社三越伊勢丹 伊勢丹立川店 店長 北川竜也 氏

大学卒業後、国連の活動を支援するNGOで国際法廷の設立等のプロジェクトにアシスタントとして従事。日本帰国後、企業風土改革を行う株式会社スコラ・コンサルトにて、プロセスデザイナーとして大企業を中心とする組織活性化に携わった後、創業まもないクオンタムリープ株式会社に参画。大企業の新事業創出支援やベンチャー企業支援の場作り等の事業を担当。クオンタムリープ株式会社を退社後、アレックス株式会社の創業に参画。会社の運営と合わせ、日本のハイクオリティな商品を世界に向けて紹介、販売するクロスボーダーEコマース事業の立ち上げ、運営を行う。その後、2013年に三越伊勢丹に入社。入社後は、WEB企画担当、特命担当秘書、デジタル化推進担当、新規事業の統括・企画・開発・管理、百貨店ECであるMIオンラインの戦略立案・運営まで幅広く担当。現在は伊勢丹立川店の店長を務める。

株式会社三越伊勢丹ホールディングス 北川竜也 氏
Microsoft Office of CTO 佐々木明夫 氏

講演名:マイクロソフトの変革10年史 ―OS、クラウド、AIへと繋がる非連鎖の改革

Microsoft Office of CTO 佐々木明夫 氏

日系商社、シスコシステムズを経てマイクイロソフトに2012年入社。マイクロソフトでは、パートナー企業のクラウド設計支援、Azure仕様設計、クラウド戦略に携わり、2022年よりCTO室についてアジア圏を主に担当。

Microsoft Office of CTO 佐々木明夫 氏
スターバックスコーヒージャパン株式会社 デジタル戦略本部 本部長 濱野努 氏

講演名:スターバックスの考える顧客体験を進化させるデジタル戦略とは

スターバックスコーヒージャパン株式会社 CDTO 兼 デジタル戦略本部 本部長 濱野努 氏

大学卒業後、情報誌出版会社を経て、1993年に大手ソフトウェア開発会社に入社。オンラインマーケティング、デジタルマーケティングを統括する部門の責任者になる。2014年より外資系生命保険会社でマーケティング・コミュニケーション部長に就任2017年2月より現職。

スターバックスコーヒージャパン株式会社 デジタル戦略本部 本部長 濱野努 氏
奥谷孝司 氏

講演名:No More Omni-Channel! つなげるのはチャネルではなく、顧客体験
ー国内外の事例にみるCXの作り方ー

奥谷孝司 氏

  • 株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
  • オイシックス・ラ・大地株式会社 専門役員 COCO(Chief Omni-Channel Officer)
  • 株式会社イー・ロジット社外取締役
  • 株式会社Engagement Commerce Lab. 代表取締役

97年良品計画入社。店舗経験の後、取引先商社出向しドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発に従事。帰国後、海外のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛ける「World MUJI企画」良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバー。
05年衣服雑貨のカテゴリーマネージャー。定番商品の「足なり直角靴下」を開発、ヒット商品に。2010年WEB事業部長。「MUJI passport」をプロデュース。15年10月よりオイシックス株式会社(当時)入社。現在、専門役員 COCO(Chief Omni-Channel Officer)を務める。
18年9月株式会社顧客時間を設立 共同CEO取締役に就任し、多くの企業のDX改革、D2C事業サポートを行っている。
【主な著書】
『世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』
『マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P x エンゲージメント』

奥谷孝司 氏

日時

2023年10月21日(土) 10:00 - 18:00
2023年10月22日(日) 09:30 - 18:00

場所

CIC Tokyo カンファレンスルーム
〒105-6415 東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
https://jp.cic.com/about/#access

参加費

7万円(+税)

2日間の受講料、2日間のお弁当、2日目夜の懇親会費込み

※法人申込で参加人数が多い場合や、御見積のご依頼は、別途お問い合わせください

2日間の開催スケジュール

スケジュールは、①講義(実践編)②講義(理論編)③実践型ワークの三部構成。
講義を聴いて分かったつもりで終わらないよう、日本企業のケースをもとに自分事として捉え自分で戦略を考える為のワークがあります。

マーケティングDX Boot Camp 2022 参加受講生アンケート結果

Q. 「講義」について、具体的にどんな点が学びになりましたか?

マーケティング実務担当者目線で、ぶつかった壁やその乗り越え方について、具体的にご教示いただいた点が、大変勉強になりました。特に弊社はBtoBでマーケティングについて考える機会がなく、今回のプログラムで体得できたことが良かったです。クライアントへのアドバイスにも活用できそうです。
マーケティングとDXの関わり方と、そこに対する「包括的な思考の仕方」、全体像が理解できました。
「DX化とは?」の本質的な説明があり、導入決定の際の心構えなど実践的で大変参考になった。
      
  • 顧客起点で考えること
  •   
  • 購入時間より使用時間を見ること
  •   
  • 白黒ではなく小さなグレーをやってみる
  •   
  • 全部やるのではなく、やることとやらないことを決め、やらない覚悟ももつこと
など、どの講義も参考になったが、特に実業の経験からの思考法が参考になりました。
company oriented ではなく、customer oriented。当然やっているつもりだったのですが、実は知らぬ間に、自分たち都合でお客様をとりこもうとしていることに気づかせて頂きました。グループ討議で一度自分で考えてみたことで、気づくことができたので良かったです。
(北海道を代表する3社のDX推進担当の方々の)事例から学ぶことが多かったです。えば、ピンチの時も負け組に甘んじるのではなく、やれることを必死で考え施策化していった実際の手法。X化のスピードと覚悟と行動、それをやり続けること。社内DXを行いながら、顧客を向いた価値DXを追求し、他社と協働しながら何度も試行錯誤されたご経験が、未来への試金石となっていったことが理解できました。

Q. 「グループ討議」の時間については、いかがでしたか?

いかに自分が机上の空論を話しているのか、凝り固まっているか。目の前のお客さまではなく、理論を正論化して押し付けていたかに気がつきました。んなで協力できて楽しかったし、学びも深かった。とても勉強になりました。
グループ討議は普段やらないので、短時間でとてもハードに感じましたが、メンバーの皆さんのおかげで十分な議論をした上でなんとか終了しました!ても楽しく、チームメンバーの新しい目線を含めて、学びが多かったです。
途中で別チームとメンバーシャッフルしたら、もっと他の人の意見を具体的に聞けて学びが多かったかもしれない。思うくらい、普段の考え方が違うメンバーとの意見交換は面白かったです。
うちのチームのAさんが、夜に覚醒して凝って作って下さった資料をもとに、朝になったら今度はBさんが主体となって、もの凄くスピーディーにァシリテーションし資料のアップデート推進をして下さったりと…もう少しで完全にのっかって安穏してしまうところでした(笑)議に慣れていない私と、ベテランの方を同じチームにして頂けたことで、とても頼もしかったし、心から勉強になりました。
実務でDX推進している人もいたため、今社内で起こってる現実的な課題・体験などのエッセンスを語っていただけたりして、べて方から学ばせていただきました
会社とは違って、人の話をつぶしたり押し付けたりする人がいなく、全員で共感しながら、でも修正しながら、マーケティング戦略を創っていけた。員、忌憚なく発言できる空気だったので、前向きな勉強会となり非常に良かった。